スポーツジムの休会・退会はどう違う?
近年、心身の健康の維持・増進やダイエットやボディメイクなど、さまざまな理由からスポーツジムに通う人が増えています。一方で、仕事が忙しくなったり、引っ越しをしたりしてスポーツジムの退会を考えることもありますよね。そこで今回は、スポーツジムの休会や退会の違い、退会時にありがちなトラブルについてご紹介します。
休会・退会の違いとは?
スポーツジムに通うことをやめる際には、退会制度と休会制度の2種類の選択肢があります。あなたの状況に合った制度はどちらなのか、以下を参考にしてみてください。
休会制度とは
休会制度とは、休会料金を払い続けることで、会員情報を残し、籍を置いたままジムを休むことができる制度です。休会料金は一般的に、通っている際の月額料金よりも安いです。また、復帰する予定時期を伝えるだけで簡単に復帰できるというメリットもあります。軽度のケガや病気、短期の出張等で一時的にジムに通えなくなった場合は休会が最適です。ただし、休会できる期間が決まっている場合が多く、その期間はジムごとに違うため、慎重に確認してください。休会したい期間が休会できる期間より長ければ、いったん退会することをおすすめします。
退会制度とは
退会制度とは、会員情報を削除し、ジムに通うことをやめる制度です。それまで会員時に払っていた月額料金を支払う必要はなくなります。しかし、復帰したい場合は再入会として扱われ、入会料金等がさらにかかる場合があります。重いケガや病気、長期の入院、引っ越し等でジムに通えなくなった場合は退会がおすすめです。
退会の際にありがちなトラブルとは?
スポーツジムに通う人が増えた分、同時にジムの退会に伴ったトラブル件数も増えていることをご存知でしょうか。そのようなトラブルに巻き込まれないために、トラブル事例や対処法をお伝えします。退会を考えている人はもちろん、そのような予定がない人もぜひチェックしてみてください。
トラブル事例
トラブル事例は以下の通りです。「強引な勧誘で入会させられ、後日退会を求めるも中途解約できないと言われた」、「当初の話とは異なり多額の違約金を請求された」、「契約期間中は解約できないと言われた」、「高額な中途解約料を請求された」、「解約時に強制的にプロテインなどの不要なものを定期購入させられた」等です。
トラブルへの対処法 ~契約時~
トラブルは、悪質なものから契約書面・規約の確認不足によるものまで、さまざまです。スポーツジムの契約は原則、クーリングオフ(無条件で申込みの撤回をすること)ができません。これらのトラブルに巻き込まれないためにも、契約は「契約書面や規約等をよく読み、内容を必ず確認すること」、「契約時にはスタッフに解約条件等の説明を求め、十分確認すること」を頭に置いて、慎重に行ってください。契約時に退会の予定がなくても、退会の手続きや解約時の料金精算方法までしっかりと確認しましょう。また、「今日申し込めば割引する」、「契約しないと帰さない」など、強引な勧誘には注意が必要です。不安な場合は、消費者生活センター等に相談しましょう。
トラブルへの対処法 ~退会時~
退会手続き時も契約時同様に、慎重に手続きを行ってください。途中で解約する場合、一定期間を過ぎていないと中途解約手数料がかかることもあります。契約書面・規約をよく確認してから、退会するタイミングを考えましょう。また、退会理由を明確に伝えられるように、あらかじめよく考えておくことも、スムーズに退会するポイントです。トラブルが起きてしまった際には、消費者生活センター等に相談してみてください。
店舗を変えても通えるジムを選ぶ
転勤や出張等の引っ越しで、通っていたスポーツジムに通えなくなったことはありませんか。そんなときには、共通利用制度や店舗移動制度が利用できないか、チェックしてみてください。共通利用制度とは、登録した店舗以外でも通える制度のことです。店舗移動制度とは利用店舗を変えられる制度のことです。いくつかの店舗を持っているジムはこうした制度を整えていることが多いため、とても便利です。
これらの制度を利用すれば、引っ越しでもともと通っていた店舗に通いづらくなっても、退会や休会をせずに、引っ越し先の近い店舗に通えます。引っ越しが多い職種の人なら、入会時に共通利用制度や店舗移動制度があるジムをチェックしてはいかがでしょうか。
近年、心身の健康の維持・増進やダイエットなど、さまざまな理由からスポーツジムに通う人が増えています。一方で、長くジムに通えばその分、仕事が忙しくなったり、引っ越しをしたりしてジムの退会を考えることもあります。そこで今回は、ジムの休会や退会、退会時にありがちなトラブル事例とその対処法をご紹介しました。一時的にジムに通えなくなった場合は休会、長期的にジムに通えなくなった場合は退会が最適です。